米国ETF

高配当株ETFのメリット・デメリット解説【いいとこ取りする方法も】

方法
悩んでいる人

高配当株ETFに興味があるけど、メリット・デメリットを知りたい。

こんな質問にお答えします。

この記事の内容

  • 高配当株ETFのメリット・デメリット
  • 高配当株ETFの上手な活用方法
  • おすすめの米国高配当株ETF

この記事を読むことで高配当株ETFのメリット・デメリットがわかり、高配当株ETFを組み込んだ投資の手法がわかります。

高配当株ETFのメリット

おすすめ

高配当株ETFのメリットは、主に3つあります。

  • メリット①:値動きが激しくない
  • メリット②:配当を再投資できる
  • メリット③:高配当個別株のリスクがなくなる

メリット①:値動きが激しくない

高配当株ETFは値動きは激しくないので、初心者にも投資はしやすいです。

どうして値動きが激しくないかというと、高配当株ETFの多くは既に成熟した企業で構成されているからです。

成熟した企業というのはこれ以上成長の余地がとぼしいので、新たな設備投資に資金を必要としません。

新しいことに挑戦しなければ、利益はどんどん貯まるので株主に還元するわけです。

成熟した企業は成長していく可能性が少ないので、多くの投資から期待させることは少ないです。

よって、成熟した企業に投資家は過度に投資せず、株価の動きが激しくならないのです。

かみや

多くの成熟企業で構成されている高配当株ETFは、値動きがゆるやかです。値動きが気になってしまう人には投資しやすいですね。

メリット②:配当を再投資できる

高配当株ETFはその名の通り、高配当の銘柄を集めたETFです。

高配当株は多くの配当を投資家にもたらしてくれます。

配当金を再投資することで、自分の資産を坂を転がり落ちる雪玉のようにどんどん大きくすることができます。

配当を再投資する場合としない場合では、資産形成で大きな差が出てきます。

考え方は金利の単利と複利ににています。

金利の単利と複利でも100万円を3%で30年運用すると大きな違いになります。

複利でお金を増やすと、運用期間が長いほど有利になります。

投資の世界でも配当金を再投資し続けることで、金利の複利のような効果を得ることができます。

かみや

高配当株ETFの配当金を再投資することで、金を産むニワトリをさらに増やすことができます。

メリット③:高配当個別株のリスクがなくなる

高配当株ETFは、高配当個別株のデメリットである倒産した場合の損失を回避できるようになっています。

高配当株で個別銘柄に投資をすると、倒産した場合に大きなリスクを背負うことになります。

個人投資家で個別の高配当株に投資すると、だいたい20銘柄未満に投資することになります。

20銘柄以上に投資をすると管理ができなくなります。

例えば、資産1,000万円で高配当個別株に20銘柄投資するとします。

1つの銘柄につき50万円投資することになります。

もし個別の銘柄が1つ倒産してしまうと、50万円がごそっとなくなってしまいます。

資産の金額が大きくなるにつれて、損失は大きくなっていきます。

分散投資されている高配当株ETFでは、高配当株に個別で投資するデメリットを回避できます。

かみや

リスクの分散をしつつ、高配当を狙っていける高配当株ETFなら倒産の心配はせずに済みます。

高配当株ETFのデメリット

高配当株ETFにはもちろんデメリットもあります。

デメリットをあげると、3つほどあります。

  • デメリット①:配当金には税金がかかる
  • デメリット②:リターンが低下する
  • デメリット③:成長性はあまり期待できない

デメリット①:配当金には税金がかかる

高配当株ETFの配当金には税金がかかります。

日本で投資をする高配当ETFであれば、20.315%の税金がかかります。

米国高配当株ETFであれば、20.315%にさらに外国税が課税されます。

配当金には受け取るたびに税金がかかるというデメリットがあります。

配当金に課税されるのが嫌だ!という場合は、課税を先送りにできる投資信託がおすすめです。

課税の先送り
ETFできない
投資信託配当を受け取るか選択できる(再投資・受け取り)
ETFと投資信託の違い

配当金は配当控除や損益通算を使えば、支払う税金を減らすことができます。

かみや

配当金は税金を控除できる制度があります。

高配当株ETFをやるのであれば、税金の勉強もしましょう。

デメリット②:リターンが低下する

高配当株ETFは、個別株の配当リターンよりリターンが減少することが多いです。

なぜなら、高配当株に分散投資をしているからです。

個別株の倒産リスクを減らすには、リスクを分散するしかありません。

ポートフォリオを作って考えてみましょう。

分散投資では銘柄AとBに50%ずつ投資したとします。

配当利回り集中投資分散投資
銘柄A5%
銘柄B3%×
合計リターン5%4%
破綻リスク100%50%

1つの銘柄に集中投資すればリターンは最大化できますが、破綻した時は全てを失う可能性があります。

分散をすることで破綻リスクは減らせますが、合計のリターンも減ってしまうというわけです。

かみや

分散とリターンはどちらを大切にするか考え方次第です。

デメリット③:成長性はあまり期待できない

高配当株ETFは成長性はあまりないです。

理由は高配当の銘柄は既に成熟した企業が多いからです。

下の表でみてみると、高配当株ETFであるSPYD・VYM・HDVは、米国の指数であるS&P500に成長性で負けています。

S&P500はピンク線

バブルをたびたび起こすようなハイテク株が指数の成長を引っ張っています。

高配当でないハイテク株が入っていない高配当株ETFは、値上がりを狙った成長は見込めないというわけです。

かみや

高配当株ETFでは売却して利益を出すよりも、配当金で利益を増やすことを考えましょう。

高配当株ETFの活用方法【いいとこ取り】

profit

高配当株ETFのいいとこ取りをするには、高配当株ETFを取り入れたポートフォリオ作成が必要です。

他のETFとの掛け合わせ

高配当株ETFを他のETFと組み合わせることで、配当金をと長期的な成長を得ることができます。

具体的にはこんなポートフォリオです。

成長性配当金配分
高配当株ETF20%
市場丸ごと買えるETF80%

高配当株ETFと他のETFをポートフォリオに組み込むことで、配当金も得ることができて、長期的な売却利益も狙えるわけです。

分散が少ない高配当株ETFでリターンを増やす

分散が少ない高配当株ETFはリターンが多いということはイメージできます。

ポートフォリオのリスクが高まる分を分散が効いたETFでカバーしましょう。

車で例えると、アクセルとブレーキのような感じです。

高配当株ETFでアクセルを踏み、分散が効いたETFがブレーキ役。

アクセル役とブレーキ役がポートフォリオにそろえることで、長期的に安定して走り続けることが可能になります。

米国ETFで具体的に説明するとしたら、このような形になります。

比率
SPYD(米国高配当株ETF)20%
VTI(全米株式ETF)80%

成長と配当どちらもいいとこ取りができます。

おすすめの米国高配当株ETF

高配当株ETFに投資をするなら、投資を検討すべきETFは3つです。

  • SPYD
  • VYM
  • HDV

おすすめの米国高配当株ETFの比較

3つの米国高配当ETFを比べてみましょう。

SPYDVYMHDV
純資産(十億USD)2.31030.3975.752
配当利回り3.2%3.12%3.87%
組入銘柄数7941374
経費率0.07%0.06%0.08%
2020年11月現在

3つの銘柄で最も人気があるのはVYMでしょう。

純資産が最も大きいです。分散も効いており、コロナショックでも減配をすることはありませんでした。

一方SPYDは少々とがった特徴があったりします。

REITを組み込んだETFなので、不動産の需要によっても価格の変動が変化があったりします。

SPYDは作られて日が浅いETFですが、これからどのような動きをするか気になります。

SPYDとVYMの詳しい比較は下の記事でしています。

どっち
高配当株ETFのVYMとSPYDどっちを買うべき?高配当米国ETFのVYMとSPYDですが、どっちを買うべきか迷ってしまいますよね?VYMとSPYDの違いを説明して、どちらをポートフォリオに組み込むべきか検討してみました。...

日本の高配当株はおすすめしない

私は国内高配当株はおすすめしません。

理由は2つです。

  • 日本の企業は不景気があるとすぐに減配する
  • ポートフォリオが景気敏感株が多い

連続増配をしている企業の年数を比べてみましょう。

  • 米国1位:アメリカン・ステイツ・ウォーター 65年
  • 日本1位:花王 30年

投資家を大切にしているのは圧倒的に米国です。

米国の企業にはたとえ不景気でも、減配をしない企業がたくさんあります。

一方日本の企業は不景気だと「投資家も連帯責任ね」と減配を簡単にします。

また日本の高配当ETFのポートフォリオは、景気によって業績に影響が大きい企業が多く含まれています。

長期で配当金をもらいつづけるのであれば、日本高配当ETFより米国高配当ETFの方がいいということです。

もちろん米国ETFにはメリットばかりでないので、デメリットも理解しておきましょう。

米国ETF
知ってますか?米国ETFにはリスクがいっぱい【対策できます】米国ETFは投資信託より手数料が安く、長期投資に向いています。しかし米国ETFにはリスクがもちろんあります。リスクを回避できる対策方法を解説します。...

まとめ

高配当株ETFでは、長期的な成長が期待できないというデメリットがあります。

しかし将来成長性のある金融商品と組み合わせることで、配当金と将来の成長どちらもいいとこ取りができます。

高配当株ETFのメリット・デメリットをよく理解して、自分のポートフォリオに組み込んでみてください。

こちらの記事もおすすすめ!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です